2011年 05月 04日
3月のお彼岸に行けなかった墓参りに福島県の郡山に行って来た。 実はボクにとっては被災された方々の安否確認と同じ様にお墓の状況がずっと気がかりだったのだ。 周りのお墓が倒れて割れていしたけど、家のはズレていた程度。 「うんしょっ!」と直して一応(?)元に戻しました。 お寺の住職のお話を聞くと、30km圏外であっても日々放射線に曝されている生活は、 安全地帯に居るボクらの理解とは違う切実な不安を抱いたいるのがわかる。 「いつ放射能漏れが発生したと知りましたか?」と不意に聞かれ「えっ?」と思った。 3月12日に圧力を逃がすためにベントが行われ(首相の現地視察を待って)、 13日に水素爆発が起きそれによって放射能が拡散したと。。。報道通りだと思っていた。 しかし、現地では地震直後にチェルノブイリ事故の時に使用した測定器で許容値以上の値が測定され 町内の防災放送では屋外に出ない様に呼びかけられていたとのこと。 一体何が真実か?東電・政府の発表が本当に真実か?今でも確信できない状態にあるのだ。。。 郡山の学校で校庭の表土を自主的に除去したのは決して過剰反応をしたわけではないのだと思った。 撮影日:5月2日 普段は、常磐道でいわきから磐越道で郡山に入るのだが、今回は余震による通行止めを恐れて東北道で。 途中、他県からの災害派遣の自衛隊車両が走っていたり、ラジオからは「がんばっぺ福島」エールと、 猪苗代湖ズをはじめとして地元出身のアーティストの曲が流れていた。 子供の頃に住んでいた宮城県石巻の惨状を肉眼で確認しないまでも、いわきの小名浜港や 付近の工場の復興の様子を見て自分なりにけじめをつけようと思っていたのだけど。。。 こと、福島に関しては地震の被害より原発の被害の状況は目で見える様子だけでは何もわかり得ないと痛感して帰って来た。。。 郡山から足を延ばして南会津の大内宿での一枚。 連休後半は晴れの予報のはずだったののに今日は雨。 明日から週末にかけても曇り。。。TT 気分一新の撮影は暫くお預けかも。
by pictorialisme
| 2011-05-04 00:36
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