2011年 09月 18日

日本で最初の、世界一のアンテナ

a0163932_21322328.jpg

茨城県高萩市にある国立天文台の宇宙電波望遠鏡
前身のKDD(現KDDI)の作った世界一の”カセグレンアンテナ”が2基ある。

1963年日本で最初のTVの宇宙中継を行った。
奇しくも伝えたのはケネディー大統領暗殺のニュースだった。






a0163932_21493751.jpg

その功績が称えられ2009年にIEEE(国際電気電子学会)のマイルストーンを受賞した。8888


a0163932_21323158.jpg

ここにあるのは直径32mのカセグレンアンテナ。
通常のパラボラアンテナはこの三角の支柱の頂点が受信部になるが、
カセグレンアンテナは支柱の頂点に凸状の副反射境があり主反射鏡中央が受信部になる。
この小さく見える副反射境も直径約3mもある。この構造こそが世界一の技術になっている。


a0163932_21322567.jpg

今回の震災でこのアンテナも被災し三角の支柱の先端にあった避雷針が落下し主反射鏡にダメージを与えた。
ちょうど真下の方のパネルが変形しているように見える。
この32mの主反射鏡の歪みの許容値は2mmとのこと!!現在運用を停止している。


a0163932_23615.jpg

同じサイズのアンテナが100m離れた処にもう1基ある。
向こうは被災はなく天空に向けて稼働している。(避雷針もちゃんと見える)
2基で同時観測が出来ることが画期的なことだそうだ。


a0163932_14385975.jpg

さらに、“VLBI”と言ってつくばにある国土地理院の32mの望遠鏡、
鹿島にある情報通信研究機構にある34mのアンテナと光ファイバーで連携しており、
あたかもその距離と同じ直径100kmの望遠鏡に相当する性能を発揮することができるそうだ。
ただし、同時に観測することが必要で、その「同時」というのが我々凡人が考える「同時」とはケタが違うらしい。。。

てな話をここの運用を任されている茨城大学の職員(?)の
ジャージに長靴姿のオバサンに熱く語って頂いた。。。
現在は電波望遠鏡として星の誕生等の観測を行っているとのこと、
もっと、難しい話もして頂いたが、理解できなかった。。。m(_ _)m
[PR]

by pictorialisme | 2011-09-18 22:44 | 雑談


<< 花貫川第一発電所第3号水路橋 ...      斜光のタンク >>