2010年 10月 11日
今回の下総基地航空祭のサブタイトルは“YS-11T最後のお披露目”でした。 YS-11は戦後日本が初めて開発した飛行機で、日本航空機製造が1964年に国内線に投入以来 180機を生産し、1973年に生産終了しました。 昨年(2009年)惜しまれつつ旅客機として運行を終了し、 現在は自衛隊(海自・空自)と海上保安庁で使用されています。 航空教育集団の下総基地に配備されているのは“YS-11T” コールサインは“TOM BOY”尾翼に黄色で“TB”と書いてあるのがわかります。 その任務はP-3Cに乗る乗務員を養成するための訓練機です。 何やらどこかで見たことある“RR”のロゴ。 そう、エンジンはロールスロイス製の“ダート”エンジン。 現在のプロペラ機の主流であるターボプロップエンジンを初めて実用化したエンジンで このYS-11でも分かる通り、長寿命と高い信頼性を誇るエンジンである。 がー、独特の鋭い金属音はとにかく うるさい!五月蠅い!ウルサイ!! 鼓膜がビリビリするような騒音がします。 ヘッドセットをしていない隊員たちは両手で耳をふさいでいました。。。 この赤鼻はニコニコマークとして親しまれている、方やP-3Cの顔はドラえもんのヒゲ!? もともとレドーム(レーダードーム)は黒色ですが 訓練機を識別するために蛍光オレンジ色に塗装されているそうです。 で、どうしてもオレンジに出来ないところがこんな顔になったとか!? なんか、絵に描いたような写真!?(ってなんのこっちゃ!) TOM BOY(トムボーイ)の意味は「おてんば娘」 YS-11Tの属する205飛行隊の隊旗やワッペンに描かれているキャラクターは ヘルメットを被ってウィンクする女性隊員。実在した隊員がモデルとか。。。 2機の編隊飛行、はぁーーっと、ため息。。。 YS-11Tの退役に伴って、205飛行隊も解散するとか、 というか、205飛行隊の解散に伴ってYS-11Tが退役すると言うのが正しいか 車輪を出して着陸灯を点けながらこちらに向かってきました。 そういえば、P-3Cのような黒い排気ガスはみえませんねー。 青空に映えるなー。やっぱ、オレンジ色とかアクセントがあるだけで美しく見える。 P-3Cもちょっと前まではツートンカラーに鼻先は黒だったのですが 最近ロービジ(低視認性)塗装に変更されて、全身があんなボンヤリグレーになってしまいました。 撮る側もあんな色だとAFが甘くなってしまいます。>< カッコイーーー!! >< (今回のオマケ写真:1280x853) 主翼前の胴体に見える逆さまのラクダのコブのようなものもレドーム。 後ろにも小さいのがぶら下がっています。 前半分は電波の反射を防ぐ黒色の塗装になっています。 美しい!この翼の反り具合がなんとも言えないッス。。。 おや、左側には窓があるのに右側には窓が無いですねー。 会場にあった機内配置図を見ると、右側には計器が並んでするようです。 なんてそれだけじゃなく、実はこの機体はエアコンは計器の冷却用に使用されいるため 夏場の機内は蒸し風呂状態だとか;;; 体験搭乗はまるでシャトルバスのピストン輸送のように、着陸すると乗客を降ろし 次の乗客を乗せてまた飛び立っていきます。 そのため、乗降側の左のエンジンは危険防止のため止めますが右側は止めません。 この写真は着陸後、バス停までのタキシングです。既に左のプロペラはかなり回転落ちているのが分かります。 1回30分程度の体験搭乗は、昼頃から16時まで休みなしに飛び続けます。P-3Cも、 ホントお疲れ様です。 体験搭乗のため滑走路へ向うYS-11Tと上空を飛び交うP-3C。 来年から1機種になってしまうのはやはり寂しい。。。 閲覧有難うございました。m(__)m
by pictorialisme
| 2010-10-11 19:21
| EOS 7D
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